元気になると祖母にいわれて
まむしの粉蜂の子肝油山羊の乳
それより父は背ばかりの人
背負われて見しとう河の記憶なく
同じ痛みの人案じらる
癒えぬ手を庇い生くれば世の狭く
桜並木の夕映えのとき
裸木の小枝数多が空を突く
叔父の遺影に祖母が嘆きし
憲兵になってから暗い眼だったと
∫
露
草
の
記
T
ノ
W
∫
100MB無料ホームページ
│
可愛いサーバロリポップ