弟偲ぶ縁となりぬ
割れ竹のささりし膝の傷跡も
記憶壊し菜の花盛り
諍ひはいつもふらここひとりじめ
記憶の中の古里の庭
行く春を妖しきまでに白藤咲く
にぎらせ叔父は征きて還らず
幼き手にこぼるるほどに金平糖
骨も戻れぬ叔父の死は何
娶らずに征きしと祖母を嘆かせて
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露
草
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記
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