空の高みに紛れゆきたり

仰向きて目に追う白き鳥一羽    

 

 

ずきずき秋雨前線が来る

左手の手首の捻挫疼くなり    

 

 

轢かれて薄き一片光る

行く秋や路に転んだお茶の缶    

 

 

何だかなにも信じられない

秋晴れの午後はどしゃ降り気が付けば    
                                       
               

 

 

欲張りすぎでもどれも省けぬ

パソコンに書き込む新年の願ひごと    

 

 

母の手作りドナツ食めば

ほっこりと村は大雪温かった    

 

 

置き忘れいし鉢の葉腐る

夢さへも凍てつく程の一夜にて  

 

 

 

冷え行く街路に枇杷の香漂ふ

非を非とし是を是と成せる難しさ

 

 


 

   

 

 




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